ペナルティーキック時の侵入の対応について
3月1日(土)のゼロックス・スーパーカップのペナルティーマークからのキック(PK方式)において、ボールがけられる前のゴールキーパーの飛び出しにおいて混乱が生じました。
競技規則第14条は、ペナルティーキック時のゴールキーパーに関して明快に規定しています。また、PK方式時の進め方は、第14条の規定を適用するとしています。

FIFAは、ゴールキーパーの飛び出しや競技者の侵入について正しく対応するように求めています。(財)日本サッカー協会審判委員会も既に2007年スタンダードで説明しているところですが、すべての試合において、飛び出しや侵入に関して的確に対応できるよう、2008年スタンダードに追加してDVDおよび解説を作成しました。後日配付しますので、これらを再度確認し、すべての審判員が一貫性をもって審判するよう、お願いいたします。
なお、このDVD等はJリーグのクラブにも配付し、所属選手等に徹底を求めています。

<参考:競技規則(抄)>
 ● 競技規則第14条
   ボールと競技者の位置
     守備側のゴールキーパーは、
     ・ボールがけられるまで、キッカーに面して、両ゴールポスト間のゴールライン上にいる。
   違反と罰則
     ゴールキーパーが(第14条の)競技規則に違反する。
     ・主審は、そのままキックを行わせる。
     ・ボールがゴールに入った場合、得点が与えられる。
     ・ボールがゴールに入らなかった場合、キックが再び行われる。
 ● ペナルティーマークからのキック(PK方式)
   進め方
     ・他に記述されていない限り、競技規則または国際評議会の決定の関係諸条項がペナルティーマークからのキックが行われる
      ときにも適用される。

写し送付先: (財)日本サッカー協会審判委員会委員各位  
         地域サッカー協会審判委員会委員長